2021/10/26 ( 更新日 : 2021/11/22 )

脳ドックにかかる費用は? 保険適用できる?

検査
この記事は約5分で読めます
脳ドックを受けたことがありますか? 40歳を越えると脳卒中のリスクが徐々に上がるため、40代の方でまだ脳ドックを受けたことが無い人は注意が必要です。特に高血圧や喫煙習慣、飲酒習慣、生活習慣に心配のある人はリスクがさらに高いため、一度脳ドックを受けることをオススメします。この記事では、脳ドックの費用の目安と保険適用されるかどうかについて解説していきます。
目次

スマート脳ドック

気になる方は、即日予約・受診可能です。
30分での脳ドック検査「スマート脳ドック」

まずは空き枠を確認してみる

脳ドックの費用相場

日本の診療方法は、保険診療自由診療の2つがあります。
脳ドックは、健康状態で行う予防的な検査になるため、保険診療は適用外で全額自費負担の自由診療となります。

複数の検査を組み合わせた「プラン」を作っている医療機関が多く、検査する項目によって費用総額が大幅に変わります。例えば、「臓器の検査+がん発見の検査」や、「認知症の検査+脳のCTやMRI」などです。

検査の使用する機材が最新かつハイスペックであれば、より費用は高くなる傾向にあります。

脳ドックで行う基本の検査と費用相場

脳ドックで検査する主な項目は、脳の断面を撮影するMRI、脳血管を撮影するMRA、脳に血液を送る首の血管「頸動脈」を超音波で画像を映し出す頸動脈エコーになります。
加えて脳の断面を撮影するCT検査も行いたい場合は加えることも可能です。

MRIとCTはそれぞれ種類がありますが大きな違いとしてMRIは脳梗塞、CTは脳出血を発見するのを得意としています。
どちらも電磁石を利用した検査です。

表1 脳ドックの基本相場
検査項目 費用相場(円)
MRI/MRA 30,000~70,000前後
頸動脈エコー 3,000~6,000前後
CT 20,000~40,000前後
眼科検査 視力、眼圧、眼底検査

CTを除く基本的な3つの項目であれば、合計2.5万円~3.5万円前後が相場となります。

オプションで行う検査と費用相場

オプションは、脳ドックと別に行うことができる検査になります。

表2 脳ドックオプション検査の基本相場
検査項目 費用相場(円)
心電図検査(短時間の心電図のみ) 2,000~3,000前後
ABI検査 1,000~2,000前後
各種内視鏡検査 20,000~50,000前後
各種超音波検査 3,000~7,500前後
睡眠時無呼吸症候群(簡易) 8,000~10,000前後
認知機能検査 5,000~8,000前後
腫瘍マーカー検査 1種類につき2,000~3,000前後

病院やクリニックによって、オプション検査の種類の豊富さは異なります。豊富であっても、ひとつひとつの検査の値段はそれほど差はない印象です。

※ABI検査…足首と上腕の血圧の比を計測します。それにより動脈の閉塞などを検査することが可能です。

※腫瘍マーカー検査…採血や採尿でがん細胞の数などを測定します。しかし、これだけでは正確にがんの検査をすることは難しいのであくまで参考の数値になります。

脳ドックと同様の検査が保険適用となるケース

脳ドックで行う検査と同じ内容を保険適用で検査できる場合もあります。これは、脳ドック自体が保険適用になるわけではありません。
何らかの症状が出ていた場合、医師の診察を受け検査が必要となったときに、保険診療で検査ができるという意味です。

診察を受ける側が検査内容を選ぶことはできません
個人によって自己負担が1割~3割と異なるため、確認が必要になります。

何も症状が出ておらず、念のためや予防といった意味で検査を受ける場合は保険適用外での検査となるので注意が必要です。

ケース1 脳ドックで異常が見つかり精密検査を行う場合

たとえば、脳ドックで脳梗塞の疑いがある箇所が発見され、脳梗塞の詳しい検査や治療が必要となった場合。
医師の指示でMRIやCT、MRAなどの検査を行った場合は保険適用で検査を行うことができます。
脳梗塞に限らず他の脳の異常が見つかった場合でも同様に保険適用です。

ケース2 頭痛やしびれなどの診察時に脳に異常がないかを調べる場合

たとえば、手足のしびれあったため病院で診察を受け、動脈硬化の疑いがあると医師が判断した場合。ケース1と同様に医師の判断にてMRIやCT、MRAなどの検査を行う場合は保険適用となります。
すでに手足のしびれやまひ、話しにくさ、真っすぐ歩けないなど何らかの症状が出ている場合は、脳ドックではなく病院で受診をしましょう

各検査の保険適用の場合の費用相場

保険診療での検査では、自己負担金額は通常3割です。
しかし年齢や年収で自己負担が次のように変化します。


・70歳~75歳未満は2割、75歳以上は1割。
 年収が370万以上であれば3割のまま。
・住民税課税標準額が145万円未満の後期高齢者医療制度の被保険者であれば1割。

表3 各検査の保険適用時の費用相場
検査項目 3割負担相場(円) 1割負担相場(円)
MRI 5,000~20,000前後 2,500~6,000前後
CT 6,000~13,000前後 2,000~4,000前後
心電図 600~1,000前後 200~300前後
睡眠時無呼吸症候群(簡易) 1,000~3,000前後 800~1,000前後
各種超音波検査 1,000~2,500前後 300~750前後

検査を受ける際、自治体や勤めている会社によって補助金が出る場合もあるため1度確認をしてみてください。

予防のためにも脳ドックはおすすめ

脳卒中は早期発見と早期治療で、予後が大きく左右されます。今、健康の方も予防のために脳ドックを受けてみることをおすすめいたします。

しかし、すでに何か不安な症状がある方は、すぐに脳神経外科で医師に診てもらいましょう。
そうすることで、医師が必要だと感じた場合、MRIやMRAの検査を受けることができる上、健康保険で費用を済ませることができるのでお財布にもやさしいです。
繰り返しになりますが、病院によってご紹介した費用は前後することがあるので、あくまで参考にしてください。

スマート脳ドック

気になる方は、即日予約・受診可能です。
30分での脳ドック検査「スマート脳ドック」

まずは空き枠を確認してみる

監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)

メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士
病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

こちらの記事もおすすめ

脳ドックは何歳から始めるべき? 若くても受診すべき人の条件と推奨頻度

日本人の死因として上位にランキングされるのが、「脳血管疾患(脳卒中)」。脳卒中になると後遺症が残るケースが多く、これまでと同じような生活を送ることも難しくなります。よって脳ドックを受診することで、自分の脳の状態を知ることが大切。この記事では、何歳から脳ドックを受ければいいのか、どのくらいの頻度で受ければいいのかなどの疑問についてご説明いたします。

閉所恐怖症でもMRIは受けられる? 最新の脳ドック事情

近年受診する人が増えている脳ドック。狭い空間に頭から入るMRI装置に、閉所恐怖症の方は「自分にはムリかも…」と思われているかもしれません。しかしながら、現代のMRIは短時間での撮影ができるようになっています。この記事の中では、閉所恐怖症の方にも安心してMRIを受けていただけるように、最新の動向をご説明いたします。

頭部MRI検査で副作用は出る? 造影剤を使用する際のリスクについても説明

体内の状態を確認するために、医療機関ではさまざまな「画像診断装置」を使って検査を行います。MRI検査もそのひとつで、磁力と電波を使って全身の状態を細かく画像化し、病気などを発見します。放射線を使用しないので「放射線被ばく」の影響がないことをご存じの方は多いと思いますが、副作用などは何もないのでしょうか? この記事の中では頭部MRI検査の副作用について説明いたします。