2023/12/11 ( 公開日 : 2022/03/24 )

中小企業の経営者が恐れている病気は? 脳ドックを受けたことがある人はどのくらい?

編集部コラム
アンケート 脳ドック
この記事は約3分で読めます
今回は従業員300人以下の中小企業の経営者1106人に、どのような疾患を恐れているのかアンケートを取りました。また自分の会社の社員に、どんな検診・健診を受けて欲しいかについても聞きました。
目次

経営者が恐れている疾患は?

経営者は会社や従業員に大きな責任を持っていますが、そんな責任ある立場の方はどんな疾患を恐れているのでしょうか?
「経営者という立場上、どのような疾患にかかることがこわいと思いますか?(上位3つ迄)」と質問したところ、以下のような結果が出ました。

日本人の死因として最も多い「がん」を10ポイント以上も上回り、「脳血管疾患」を恐れている経営者が非常に多いことがわかりました。
それぞれの疾患について、こわいと答えた具体的な理由は以下のようなものです。

死亡率が高いと思う。自分が死んだら事業継続が困難(30代/男性/群馬県)

心臓発作やクモ膜下などで突然亡くなるようなことがあると仕事の引き継ぎなどができないため(40代/女性/東京都)

脳と心臓の疾患は、かかった時の死亡率が高い。(50代/男性/茨城県)

脳血管疾患は死亡率が高いだけでなく、突然発症する可能性があり、事業の継続に大きな影響を及ぼすとみている経営者が多いようです。

脳ドックを受診したことはありますか?

では、経営者は脳血管疾患の早期発見・早期治療につながる“脳ドック”を受診しているのでしょうか。

脳ドックを受診したことがない方が半数近くにのぼり、脳血管疾患を恐れているものの、その対策をしていない割合が高いことが浮き彫りとなりました。

従業員の健康のための取り組みはどんなことをしてる?

近年では社会や経済構造、労働環境の変化により、働く人の健康に大きな影響が及ぶようになりました。
これからの人生100年時代、企業には健康経営が求められています。
従業員の健康管理者は経営者であり、健康増進のための取り組みが大変重要です。

では従業員の健康のために、企業として取り組んでいることはあるのでしょうか。

「有給休暇の取得奨励」「長時間労働の削減」がともに4割を超え、労働環境の改善を図っている経営者が多いことがわかりました。

また「人間ドックの受診奨励」「年2回以上の健康診断の実施」といった、“身体の健診”に力を入れている方も多いようです。

従業員がなるのを恐れている疾患は?

最初の質問では自分自身が脳血管疾患にかかることを恐れている経営者が6割以上にのぼりました。
では、従業員についてはどのような疾患で仕事ができなくなることを不安視しているのでしょうか。

従業員についても「脳血管疾患」が「がん」を上回り、脳血管疾患によって仕事ができなくなることを不安視している方が多いことがわかりました。

健康経営に向けて導入したいことは?

従業員の健康のために、今後どのような健診(主に将来の疾患のリスクを確認する検査群)あるいは検診(主に現在の疾患自体を確認する検査群)を取り入れたいと考えているのでしょうか。

人間ドックと答えた方が多かったですが、がん検診、脳ドック、内視鏡検査はできれば受けてほしいと考えている経営者が多いことがわかりました。

健診・検診を後回しにしないことが大切

健康経営を行うことで、会社としても優秀な人材を重大疾患で失うようなことを予防できます。
しかし今回のアンケートでは、重要だとはわかっていても「取り入れたい健診・検診はない」と答えている方が22%もいるため、やや倒錯した状況になっているようにも思えます。
重大疾患を避けること、また問題があったときには早期に対処することで、会社のブランディングやイメージや愛社精神も増えていくのではないでしょうか。

▽こちらの記事もぜひおすすめですので、健康経営について知りたい方はぜひ読んでみましょう

健康経営とは? 実践すると企業にどんなメリットがあるの?

健康経営には、どのようなメリットがあるのでしょうか。政府が力を入れる理由、健康経営優良法人制度について、健康経営を導入する方法についてなど、この記事の中では基本的なことをわかりやすく解説いたします。まだ知識がまったくない方にこそ読んでいただきたい内容になっています。
記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

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