2022/02/18 ( 更新日 : 2022/06/27 )

日本における脳卒中の死亡者数・死亡率は? 40~64歳で介護が必要となる方の半数は脳卒中が原因

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介護 脳卒中
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脳出血や脳梗塞のような脳血管疾患は、日本人の死因の上位にランクインしています。ところで、脳卒中で亡くなる方は年間でどれくらいいるのでしょうか。今回は脳卒中の患者数や死亡率、後遺症などを詳しく紹介します。脳卒中を予防するための方法もあわせて紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
目次

脳卒中の患者数

脳卒中と聞くと高齢者に多い病気と思われていますが、厚生労働省が平成30年に公表したデータによると、2017年度の脳卒中の患者数は約112万人のうち、約16%にあたる約18万人は20~64歳の方でした。
30代では1,000人程度が発症し、年齢が上がるにつれてどんどん増えていき、60代では7万人程度にまで増えます。

脳卒中は介護が必要となる原因になりやすいことでも知られており、40~64歳で介護が必要となる方のうち、51.1%は脳卒中が原因です。

脳卒中による死亡者数と死亡率

日本では、定期的に厚生労働省が人口動態調査を行っています。

令和2年(2020年)度の調査によると、亡くなった方のうち脳卒中が原因の方は10万2956人でした。
割合では全体の7.5%です。

悪性新生物(がん)によって死亡する方はもっとも多く、37万8356人(27.6%)でした。
脳卒中は死因の第4位で、悪性新生物と比べると死亡者数は少ないことがわかりますが、介護が必要になる原因としてはもっとも多くなっています。

日本人の死因で多い疾患は?

令和2年度の調査によると、日本人の死因のトップは以下のようになっています。

表1 死因の原因
疾患名 死亡者数 割合
1位 悪性新生物 37万8356人 27.6%
2位 心疾患 20万5518人 15.0%
3位 脳血管疾患(脳卒中) 10万2956人 7.5%

悪性新生物の死亡者数は年々増加しており、昭和56年以降、死因の第1位を記録し続けています。
しかし、これはすべての臓器の悪性新生物をまとめたものであり、臓器別にみると1位が心疾患、2位が脳血管疾患、3位が肺がんになります。

脳卒中のタイプ別死亡者数

2020年度は脳卒中で亡くなった方は10万2956人でした。
では具体的にはどの脳血管疾患で亡くなられている方が多いのでしょうか?

半数以上は脳梗塞が原因です。脳梗塞は血栓が詰まったり血管が狭くなって血液が流れにくくなったりすることで起こります。
脳が出血することによって発症する脳内出血やくも膜下出血の数字を合わせても、脳梗塞の死亡者数のほうが多いことは知っておきましょう。

入院後30日以内の死亡率

国立循環器病研究センターからは、脳卒中で入院後30日以内の死亡率も公表されています。
こちらのデータによると、脳梗塞は4.4%、脳内出血は16.0%、くも膜下出血は26.6%でした。平均すると約15.7%です。

定期的な脳ドックは脳卒中予防のひとつ

脳卒中は日本人の死因でも常に上位を占めている疾患です。
脳卒中のなかでも脳梗塞が半数以上を占めていますが、後遺症が残ることも少なくないため、日頃から脳卒中を発症しないように予防しておくことが大切です。

予防をするために定期的な脳ドックの受診もおすすめ。
とくに症状を実感していなくても、脳ドックでは重大な脳血管疾患につながる病変が見つかることがあります。

早期発見・早期治療で危険を避けられるケースもありますので、自分の健康寿命を伸ばすためにも、定期的に脳ドックを受診されてみてはいかがでしょう。

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2022/02/18 (更新日:2022/06/27)

日本における脳卒中の死亡者数・死亡率は? 40~64歳で介護が必要となる方の半数は脳卒中が原因

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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)

メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士
病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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