知っておきたい脳ドックの補助金・助成金制度 思っていたよりずっと安く受診できるってほんと?
2022/12/14 ( 公開日 : 2021/10/12 )
脳卒中を発症しやすい季節や時間帯はあるの? こんな前兆があるときにはすぐ病院へ!
脳卒中が起こりやすいシーンはある?

脳卒中は、日常生活のさりげない行動も発症の引き金となります。
ちょっとした行動に気をつけるだけで脳卒中は予防が可能です。高血圧や糖尿病など脳卒中のリスクが高い方は、次に紹介する行動やシーンには気をつけて生活するようにしましょう。
起床時
起床時は、血圧がもっとも変動しやすいタイミングです。早朝は交感神経の働きが活発になり始めるため、血圧が上がりやすいのです。
もっとも血圧が高くなるのはお昼頃ですが、起床時は血圧の変動が激しいため注意しなければいけません。
体が脱水状態になりやすいこともあり、起きてから2時間以内がもっとも脳卒中のリスクが高くなります。
起きてすぐにムリな運動はせず、水分を多めに摂るよう心がけましょう。
入浴時
体温が変わりやすい入浴時は脳卒中に注意が必要です。暖房がきいた部屋から気温の低い浴室に行ったり、お風呂で温まった状態から寒い部屋に行ったりすることで血圧が変動しやすくなります。
血圧が急激に上がったり下がったりするヒートショックは冬場に起こりやすいものです。ヒートショックを起こすことで、血栓が詰まったり血管に異常が起きたりするため、入浴時は脳卒中のリスクが高まります。
脱衣所にも暖房をつけたり、長風呂を避けたりしてヒートショックを予防しましょう。
スポーツなどのアクティビティー時
くも膜下出血は、体をアクティブに動かしているときに起こりやすくなります。ジョギングやテニスなどのスポーツだけでなく、排便時にいきんだり性行為をしたりするときも発症しやすいものです。
体を動かすことにより血圧が上昇して脳動脈瘤が破裂しやすくなります。
ただし、軽度の運動であればくも膜下出血の予防にもつながることが特徴です。
体に大きな負荷をかける激しい運動は避けて、30分程度の軽いウォーキングはぜひ毎日取り入れていきましょう。
脳卒中の前兆を感じたらすぐに医療機関を受診しよう
脳卒中の初期症状としては、次のものが代表的です。
- ろれつが回らない
- 片半身の手足が急に動かしにくくなった
- 過去に経験したことがないほどの激しい頭痛がある
- 片目の視野が欠けたり、ものが二重に見えたりする
このような症状があったら、脳卒中を起こしている可能性があります。数分程度ですぐに症状が落ち着くこともあるかもしれませんが、これは重症化する前触れの「一過性脳虚血発作」になっている状態です。
脳卒中はとにかく早めの治療が肝心となるため、初期症状の段階で早めに医療機関を受診してください。
身動きが取れない場合は救急車を呼んでも構いません。
毎日を安心して過ごすためにも、脳卒中の予防を今日から始めてみましょう。
編集部までご連絡いただけますと幸いです。
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28年間の脳神経外科の手術と救急の経験から、再生しない脳という臓器の特性、知らないうちに進行し突然発症して障害を残す脳卒中疾患の特性に対しては「発症させない」ことが最も有効な対策だと考えています。 なるべく多くの方が健康なうちに脳ドックを受診し、問題解決できる環境を提供してゆきたいと思います。
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