2022/07/20 ( 公開日 : 2021/07/30 )

いびきにも注意! 知っておきたい脳卒中の分類、初期症状について

症状
睡眠 脳卒中
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脳卒中は別名で脳血管障害とも呼ばれています。その名の通り、脳に栄養を送っている大小さまざまな血管が、血の塊によって詰まってしまったり、血管が破けて血液が脳内やくも膜の下(くも膜下腔)に漏れ出してしまうことで、体に大きな影響を引き起こす障害です。この記事の中では、この脳にとって危険な症状や前兆について説明していきます。
目次

脳卒中とは

脳卒中(脳血管障害)は、脳の動脈が詰まるもしくは破れるなどして、脳組織に栄養や酸素が行き届かないことで起きます。

「卒中」とは「突然起きる」という意味で、脳に突然起きる障害であるため「脳卒中」と呼びます。

脳卒中の種類(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)

脳卒中は大きく3種類に分けられます。

  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • くも膜下出血

では、ひとつずつどのような症状かを見ていきましょう。

脳梗塞

脳の血管が血栓などによって遮られて、脳細胞が壊死することで起こります。
脳梗塞にも分類があり、影響箇所の大きなものもあれば、小さくて無症状のものもあります。

脳梗塞を詳しく知りたい方はこちら

脳梗塞の種類は大きく3種類! 症状ごとに知っておくべき特徴とは?

脳梗塞は脳内の動脈が狭くなったり、血栓で閉塞してしまったりすることで発症します。脳梗塞の範囲が大きいと、さまざまな身体上の障害につながる可能性も。では、記事の中で詳しくみていきましょう。

脳出血

脳に張り巡らされている血管に障害が起こる病気で、多くの場合は頭痛などを誘発します。血管が破れて血液が溢れ、血腫となった塊が周囲を圧迫。
脳細胞を破壊します。
脳を養う小さな血管(0.2mm以下)から出血しているものを指すことが多いです。

くも膜下出血

脳にあるコブ(脳動脈瘤:のうどうみゃくりゅう)や動脈奇形が破裂して、脳の表面に出血が起こります。
くも膜と脳表のあいだに血液が入り込み、猛烈な頭痛となって体に症状が現れることがよく知られています。
くも膜下出血は、脳卒中の中では1割程度ですが、最も死亡率が高いことも知っておきましょう。

脳卒中に初期症状はある?

初期症状の種類

脳卒中の初期症状(TIA:一過性脳虚血発作)としては、以下のようなものがあります。

・顔の半分が痺れる
・呂律が回らない
・自分の話したいことがうまく口に出せない
・視野が狭くなる、視界の半分が遮られる
・回るようなめまい など

脳卒中の初期症状が起きる時のメカニズムは、脳内の動脈が詰まってしまって、一時的に細胞に血液が足りなくなることで起きます。
ちなみに上記で列挙したものは、初期症状の中の一部にすぎません。
実際は、脳の血流が途絶した箇所やその程度によって、現れる症状は異なります。

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病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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