2022/06/16 ( 更新日 : 2022/06/20 )

プリン体ってなに? 尿酸値を下げるためのコツもご紹介いたします!

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痛風でお困りの方は、プリン体に気をつけないと、と思っているのではないでしょうか。しかしプリン体とは、そもそもどのようなものなのでしょう。なぜビールやレバーなど、プリン体を多く含むものを摂取し続けると足が痛むのでしょうか? 今回の記事では痛風が起こるメカニズムや、尿酸値を下げるためのコツなどをご紹介いたします!
目次

プリン体とは?

プリン体は一般的にはビール、レバー、魚卵などに多く含まれているもので、「摂取しすぎると体に悪い」という印象を持つ方も多いでしょう。
しかしプリン体は、実際には私たちの体内でも生成されており、細胞の代謝や増殖を助ける役目を担っています。

私たちが食事から摂取するプリン体は全体の2割ほどで、約8割は細胞が新陳代謝を行うプロセスでつくられています。

体内でプリン体が分解されるメカニズム

食事から摂取したプリン体は、おもに食物の核酸(※DNAとRNAの総称のこと)です。
核酸は腸管で分解されるときにプリン体となって体内へと吸収されます。

吸収されたプリン体は血液によって体中へ運ばれ、細胞の代謝や増殖に利用されますが、ほとんどは肝臓で分解されて尿酸へと変わります。

尿酸は代謝で生まれる老廃物ですが、最終的には尿や汗や便となって体外へと排出されます。
尿酸が排泄される量には限界があり、1日に体内で生成される尿酸の量と同じ700mg程度です。
尿酸がつくられる量が増えるか、尿酸が排出される量が減るとバランスが崩れて、体内に尿酸が溜まった状態になります。

体内の尿酸が多くなるとどうなるの?

尿酸は体にとっては老廃物ですので、通常は体の外へと排出されるわけですが、排出しきれずに余った尿酸は血液に溶けてしまいます。
血液の中で尿酸が増えすぎた状態がつづくと、結晶化した尿酸が体のあちこちに付着して、病気を引き起こします

つまり血液中に尿酸が増えると、痛風などが体に現れるのです。

◇尿酸値が関係する病気

①「高尿酸血症」
血液中の尿酸値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症と診断される。
痛風、腎障害、心血管疾患・脳血管疾患などに罹患しやすくなる。

②「痛風」
関節が腫れて、突然の激しい痛みにおそわれる病気。足の親指、足の甲、膝や手などの関節に尿酸の結晶が付着することで発症する。
発作は2~3日程度つづき、そのあとは自然とおさまるが、尿酸値が高いと断続的に起こる。

食品のプリン体含有量の基準

高尿酸血症を引き起こさないために、プリン体は1日に400mg以内を目安にして食事をとるといいでしょう。
食品100gあたりに含まれるプリン体が200mg以上になると「高プリン食」と呼ばれます。

プリン体含有量が多い食品は?

内臓類、肉類、魚介類などは、とくにプリン体が多く含まれています。

プリン体が多い食品の例(100gあたり)

・鶏、豚、牛のレバー類 210~320mg
・白子 300mg
・エビ、イワシ、カツオ 210~270mg

これらは食べる量に気をつけないと、1日のプリン体の摂取目安量を超えてしまう危険性があります。
「高プリン食を食べるのは絶対にだめ」ということではなく、毎日食べるのはやめて、たまの楽しみ程度で食べるようにしましょう。

尿酸値を下げる食品は?

腎臓から尿酸を多く排泄するためには、尿をなるべくアルカリ性にする必要がありますので、野菜類、きのこ類、海藻類、豆類を積極的に摂るようにするといいでしょう。

また牛乳などの乳製品も、乳に含まれるカゼインとホエイたんぱく質が尿酸の排出を促すのでおすすめです。
もしお酒を飲むなら、ビールや日本酒よりも、尿酸の排出を促すビタミンCやポリフェノールを含むワインのほうがいいとされています。
合わせて覚えておきましょう。

さらに尿酸値を下げるためのコツ

尿酸値を下げる食品を摂取するとともに、以下の3点を気をつけましょう。

  • カロリーや砂糖は控える(体脂肪率が高いと尿酸値が高くなります)
  • 水を1日2リットルを目安に飲む
  • プリン体ゼロ表記のお酒も飲みすぎない(アルコールはプリン体含有量にかかわらず尿酸値が上がりやすいため)

尿酸値が高めの方はプリン体を控えめに!

高尿酸血症の方は、メタボリックシンドロームに当てはまっている場合も多く、脳疾患や心疾患にもつながりやすいです。
毎日アルコールを飲む方、カロリーの高いメニューや甘いものが好きな方は、食生活を見直してみることをおすすめいたします。

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2022/06/16 (更新日:2022/06/20)

プリン体ってなに? 尿酸値を下げるためのコツもご紹介いたします!

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